生きることの素晴らしさ〜寄せられた声

<生きることの素晴らしさ・・斉藤和子さん>  日曜日に渋谷イメージフォーラムで「いのちを楽しむ」を観てきました。多忙な毎日でこの日しか時間がとれなくて、やっと行きましたが、「行ってよかっ た」と心から思える作品でした。私は容子さんにお会いしたことはありません。でも、この日私は容子さんをとても身近な人として感じました。容子さんの姿は 消えたことは事実でしょう。でもこの作品で容子さんはまたよみがえって、お会いしたことも無い私の心の中に生き始めました。眉間にしわをよせている自分の 顔を鏡で見ていた時、ふっと容子さんのあの笑顔と声が浮かんできました。

容子さんの「私のことは、忘れてもいいの。今の自分と周りの人を大事にして、今で きることをやって。社会に目を向けて何かをやって」という言葉。私の胸に届きました。最後のお別れのシーンもいいものでした。年齢を重ねて一番必要なもの が仲間であると心から思い、今の自分の活動を自信をもってやろうと、つぶやいています。 映画が終わったとき涙が止まらずもう少し暗いままで・・と思いました。その涙は悲しいとか 辛かっただろう・・というものではなく、容子さんの人生が愛しく、また彼女の生きていた証しを残したこの作品への感動の涙だったと思っています。松原さ ん、佐々木さんありがとうございました。そして、容子さんを支えたみなさんの温かい心に、生きることの素晴らしさを教えてもらっていま す。(2013.6.5)